ニセ社労士・助成金の不正受給

ニセ社労士による違法な助成金支援サービスにご注意ください

2020/05/31

全国社会保険労務士連合会が助成金の不正受給に関するホームページを作成しました。

事業主の皆様へ 助成金申請支援サービスにご注意ください

全国社会保険労務士会連合会HP

 

労働社会保険諸法令に基づく助成金の申請書の作成および行政機関への提出等は法律により社会保険労務士にしかできません。

社会保険労務士ではない者が違法に助成金の申請サービスを行うと、依頼した会社も罰せられることがあります。

こうした無資格で違法に社会保険労務士業務を行う人のことをニセ社労士と呼んでいます。

ニセ社労士の手口の一例については、こちらの記事に掲載しているのでぜひご確認ください。

ニセ社労士の記事を書いたら、ニセ社労士についての相談を受けました

相手がニセ社労士と知らなかったとしても、罰を受けることがある

気をつけてほしいのは相手がニセ社労士と知らなかったとしても、あなたの会社が罰を受ける可能性があることです。

厚生労働省のHPには次のように書かれています。

実態と異なる書類等を作成して助成金を受給しようとすることは犯罪です

最近、「助成金の受給手続きにくわしい、より有利(高額)な助成金を受けられる方法を知っている」と主張する一部の経営コンサルタント等が、両立支援助成金の申請に関して、事業主に不正受給に当たる助言をする例が発生しています。このような外部の者の助言に従って、不正受給を行う事業主がいますが、両立支援助成金の申請は、事業主の責任において行っていただくものですので、助成金の不支給や返還、雇用関係助成金の3年間の支給停止の措置や、場合によっては刑事告発等の対象となるのは、事業主自身です。このような誤ったアドバイスに従わないよう、十分ご注意ください。不正受給をした事業主の中には、申請手続きを外部の者に依頼しているため、自身が「不正をした」という認識を持っておらず、「くわしい方の助言に従っただけで不正受給とは思わなかった」、「たくさんお金をもらえる、かしこい方法のつもりだった」と主張する人がいます。しかし、これは誤りであり、このような行為は、書類の偽造により、公金を詐取しようとする「詐欺罪」にあたると御理解ください。

怪しいと思ったら最寄りの社会保険労務士会に相談する

あの手この手で不正にお金儲けをしようとする人がいますが、怪しいと思ったら最寄りの社会保険労務士会に相談するようにしましょう。

-ニセ社労士・助成金の不正受給