労働問題

暑い日にクーラーを使わなかったら労働法的に問題になりますか?

2020/05/31

暑い日々が続いておりますが、みなさまお元気でしょうか。

今日のような暑い日にはクーラーが欠かせません。

私は暑がりのほうだと思うのですが、クーラーが効きすぎると具合が悪くなることがあります。

クーラーの温度設定は26度から28度の間で体調に合わせてこまめに変更しています。

目次

事務所の温度は17度~28度、湿度は40%~70%

職場の温度について労働法に定めはあるのでしょうか?

事務所で事務作業をする労働者が対象ですが、労働安全衛生法の事務所衛生基準規則に次の条文があります。

【労働安全衛生法 事務所衛生基準規則】

第五条

3  事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が十七度以上二十八度以下及び相対湿度が四十パーセント以上七十パーセント以下になるように努めなければならない。

努力義務ですが、室温は17度~28度、湿度は40%~70%と定められています。

ちなみに「空気調和設備を設けている場合は」とあるのでクーラーなどの設備がない事業所は対象となりません。(;'∀')

 

ちなみに今私がいる部屋は気温27度、湿度67%になっています。

温度計はクーラーから離れた場所にあるので、実際はもう少し気温湿度ともに低いと思われます。

すこし暑いですが快適です。

クールビズは柔軟に

私の知り合いに大きな企業で働いている方がいます。

そこはクールビスを励行しているため、エアコンの温度設定を28度より下げることは許されないそうです。

室内はかなり蒸し暑いらしく、汗だくになりながら働いているそうです。

中にはあせもになってしまう方もいるとか。

もうすこし温度を下げてもいいかもしれませんね。

 

環境省のクールビズのサイトを見ると28度というのは室温のことでエアコンの設定温度のことではないとあります。

COOLBIZ

環境省HP

 

ちなみにお客様が訪れるフロアではクーラーの温度設定を28度よりも下げているそうです。

クーラーの設定温度が28度だと暑いとのクレームが入るそうです。

クールビスや節電は無理のない範囲で

暑さや寒さなど自然の働きに逆らうことは難しいです。

クールビズや節電は無理のない範囲で取り組むのがいいのではないでしょうか。

しばらく暑い日が続きますが体調に気をつけて張り切っていきましょう!!

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