労働問題

第1回 雇用類似の働き方に関する検討会の議事録が公表

2020/05/31

こんにちは。

神奈川県鎌倉市の特定社会保険労務士・北村です。

平成29年10月24日に行われた「雇用類似の働き方に関する検討会」の議事録が公表されました。

 雇用類似の働き方に関する検討会

厚生労働省HP

雇用類似の働き方とはフリーランス、ノマドワーカー、業務委託など、名称にかかわらず、労働者ではない立場での働くことを言います。

フリーランス、業委委託で働く人を活用している企業、また自らがフリーランスなどの立場で働く人は、「雇用類似の働き方に関する検討会」の議論の行方を注視したほうが良さそうです。

私も"雇用類似の働き方"は近い将来、社会的な問題となる可能性があると思っているので、「雇用類似の働き方に関する検討会」に注目しています。

この問題については過去に以下の記事を書いているので、興味がある方はご覧ください。

フリーランス・ノマド・業務委託 その働き方は本当に大丈夫?

第1回の検討会は資料の説明と、各委員が5分程度意見を述べました。

一口に”雇用類似の働き方”といっても、その中身は多岐に渡ります。

今後、雇用類似の働き方を行っている人などにヒアリングを行い実態を把握し、どのような保護の在り方が適切なのか検討するという方向になりそうです。

次回の日程は未定で冬ごろを目途に開催するとのことです。

平成28年に発表された「働き方の未来2035報告書」には"2035 年においては、狭い意味での雇用関係、雇用者だけを対象とせず、より幅広く多様な働く人を対象として再定義し、働くという活動に対して、必要な法的手当て・施策を考えることが求められる"とあります。

働き方の未来2035:一人ひとりが輝くために懇談会 報告書

厚生労働省HP

2035年はずいぶん先ですが、2~3年くらいの間にガイドラインや法改正が発表されることもあり得るので、これからも「雇用類似の働き方に関する検討会」を注目し、定期的にこのブログでも触れていこうと思います。

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