フェイクニュース2020~次のフェイクニュースは動画~
2020/05/31
こんにちは。
神奈川県鎌倉市の特定社会保険労務士・北村です。
ここのところ雨や曇りの天気が続いています。
そろそろ青い空が恋しくなりますね。
窓際に置いているミニバラの生育も気になります。
次のフェイクニュースは動画
参議院選挙に関する報道が増えてきました。
第25回参議院議員選挙は令和元年7月21日に投票となります。
またアメリカでも2020年の大統領選挙に向けて選挙活動が始まっています。
近年の選挙の際に大きな問題となるのが、フェイクニュースです。
先日、アメリカのCBSニュースでフェイクニュースに関する特集が放送されました。
この特集によると2016年の大統領選挙におけるフェイクニュースの多くは文字によるものでしたが、近いうちに動画が主流となるそうです。
動画の説得力は文字を上回ります。
アメリカのナンシー・ペローシ下院議員はフェイク動画による被害を受けましたが、その動画はFacebookやTwitterなどのSNS上で数百万回以上再生されました。
切り取りや印象操作などの古典的な偏向報道の手段であれば、複数の情報源から情報を収集するなどの方法で、ある程度抵抗することができますが、精巧なフェイク動画を作られたら、それに抵抗するのはかなり難しいでしょう。
私が恐ろしいと思うことは、個人や中小企業がフェイク動画のターゲットになることです。
政治家や大企業と異なり、個人や中小企業は情報の発信力が弱いので、フェイク動画のほうが早く広範囲に広がる可能性が十分にあります。
例えば、あるレストランで出された料理の中に虫が入っているフェイク動画を見せられたらどうでしょうか?
そのレストランが近所にあれば、動画ついてレストランに直接確認することができます。
そうでなければレストランから直接情報を得ることができないので、フェイク動画をもとに事実を判断してしまうかもしれません。
よほど強力な情報発信力を持っていなければ、フェイク動画の拡散スピードに対抗することは難しいと思われます。(現在でもデマに対抗するにはかなりの時間と労力がいる)
自分の目で実際に見たもの、実際に聞いたもの以外は嘘である可能性があると、用心しなければいけない時代がくるのかもしれませんね。